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膝関節痛のケア~お皿周りの脂肪が原因かも~

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膝関節痛のケア~お皿周りの脂肪が原因かも~

こんな方いませんか?
動き始め(立ち上がりや歩き出し)に膝に引っ掛かりを感じる。
お皿の下や膝の内側に痛みがある。

膝の痛みにお勧めのケア方法についてお伝えしていきます。

原因


全ての方に当てはまるわけではありませんが膝周辺の脂肪組織が固まっていたり、偏っている可能性があります。


脂肪組織の主な役割は膝関節に対しての緩衝作用です。つまり衝撃を吸収する役割を担っています。


しかし何らかの影響で脂肪組織が固まってしまい滑りが悪くなると本来の役割が果たせなくなり

結果として運動時に痛みが出現します。

また、脂肪は痛みを拾う感覚センサーがたくさんありますのでより痛みを感じやすいです。

どうしたらよいのか?


急性の炎症の場合は医師へ受診することをお勧めします。


そうでない場合は適切なケアをすることで改善することがほとんどです。


それでは今回3つのポイントとケアをご紹介します。

具体的なケア方法について

①お皿の動きを確認

ポイントとしてお皿の動きをみていきます。
膝を完全に伸ばしたもしくは軽く曲げた状態でお皿の動きを確認していきましょう。
その態勢でお皿を前後・左右に動かしてきます。
ゆとりを持って動きますでしょうか?
痛みで防御の態勢に入っていたりそもそも組織が固まっていると動かない場合があります。

②お皿の周りのマッサージ

特に痛みが強く出現する場所に脂肪組織は集まってくる傾向があります。
それはより痛みを逃がしたいという生理的な反応です。
そのため痛みがある周辺を中心に指の腹で円を描くようにマッサージをしましょう。
この時の注意点ですが強すぎないことです。あくまでも循環させるようなイメージでやさしくおこなってください。

③膝の曲げ伸ばし運動

マッサージ後はお皿の動きを良くしていく作業に入ります。
お皿を掌で包むこむように持ちご自身で力で膝を完全に伸ばしましょう。
伸ばすのに合わせて掌のお皿をご自分の方向に向かって引き寄せるように動かしていきます。
その後は膝の力を脱力しお皿を自身から遠ざけるように今度は押します。

この作業を10~20回程繰り返してみてください。
膝周辺が温かくなり膝の曲げ伸ばしがしやすくなっているはずです。

おわりに


ご紹介したケア方法を朝・晩の2回(理想)継続することで明らかに動きや痛みが変わってくると思います。
騙されたと思ってやってみてください。明らかに動きが変わることを実感できるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Jogging Pony

私は理学療法士としての専門知識を活かし、現在はフィットネス事業と通所リハビリテーション事業に情熱を注いでいます。理学療法士としての経験を生かし、個々のニーズに合った運動プログラムを提供し、健康なライフスタイルをサポートすることを使命としています。通所リハビリテーション事業では、リハビリプロセスを通じて利用者様の健康と生活の質を向上させるお手伝いをしています。

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